だんでらいおんとは?

特定非営利活動法人「だんでらいおん」は、成人期を迎えた知的障がいの子を持つ親が「親亡き後、子が安心して暮らせる施設作り」を理念に掲げ、平成17年3月に特定非営利活動促進法に基づいて、都道府県の認証を受け設立登記して誕生しました。
重度の障がいを持つ方々に、人が生きていくのに最も重要な「住居」「活動」「余暇」の分野に対して、それぞれが必要な介護や支援等のサービスを提供しています。
また、「だんでらいおん」とは、日本語で「たんぽぽ」という意味です。「たんぽぽ」は踏まれても踏まれても枯れることなく困難を乗り越え再び花開き、仲間を増やしていく、大変、生命力の強い花です。
これからもだんでらいおんは、たんぽぽのように地域の様々な方々とのつながりや連携を深めながら、より多くの利用者のニーズに応えられるよう強く想い、新たな事業を展開していきます。

設立の経緯

これまで障がいをもつ子どもを抱える親やその家族は、さまざまな場面での介護を巡って、精神的な緊張・身体的な無理を重ねてきました。「障がい者を生んだ親が世話をして当たり前」の思想が長年定着し、親や家族も「遠慮・気兼ね・孤立」の中で自分たちの責任で介護をしてきました。

その結果、障がい者の介護が社会問題化されにくく、介護する家族に大きな負担を背負わせ、何よりも障がい者の自立を妨げることになっていたと思います。 「安心して暮らしたい」という障がい者やその家族の願いに応えて、よりノーマルな人権が保障された生活の場を具体的に築いていくことが必要です。 そんな想いから「だんでらいおん」を設立致しました。

基本理念

特定非営利活動法人だんでらいおんは、障がいの種別、程度、年齢を問わず、人としての尊厳を守り、個々人の人権を最大限に保障することを原則として、 次の点を基本理念として運営します。

  •  どのような障がいをもとうとも、人として当たり前に自立した生活が送れ、安心して暮らせるために必要な支援に努力します。
  •  自分らしく生きる=自己実現 はそれぞれの障がいをもつ方にとってどのようなことであるかを追求し、
    十分に発揮ができるような支援に努力します。
  •  障がいをもつ方のニーズと社会資源を結びつけるためのケアマネージメントを行い、生活の質を高める支援に努力します。
  •  障がいをもつ方の生活を確実に保障するために、地域の他施設や社会資源と連携し、障がいをもつ方を中心においた、地域支援ネットワークの構築に努力します。
  •  一人ひとりの意思決定を支援することで自己決定を尊重し、必要に応じて新たな生活の場、活動の場を創造していきます。
  •  以上の理念を遂行するために、財政基盤の確立と職員の資質向上を図ります。